博打と求人広告(重要)

May-04-2009


http://sofusha.moe-nifty.com/blog/2007/06/post-56a1.html

http://sofusha.moe-nifty.com/blog/2009/04/post-cb02.html



 いやあ二年越しの長げえ博打に完勝した訳です。実額を記しましょうか。驚くのは構いませんが、くれぐれも意味なく怒ったりしないで下さいませね78万円です。

 うち一人は有名ミュージシャンで、40万円の大口です。彼はクオリア理論と自分の作曲を結びつけようと必死に成っている、涙ぐましいまでのウブな中年男性ですが、彼のみならず、クオリアを生きる糧にし、「茂木さんは<長考>しているだけだ。いつかちゃんと反論するに決まっている。だって、茂木さんは、凄い人なのだから」と、真剣に思っている人々(因に博打の相手は総てワタシの知人です。因みに、彼等は金を払う時におしなべて「返事しないって、それってそんなに悪い事かな。茂木さんの業績とは関係ないよね」と言っており、何かあったらもっと毟れると確信しました・笑)に対する茂木さんの罪は、現金換算は難しいとしても、間違いなく70万円どころではないと思います。

 ワタシがもう少々悪人で口がうまかったら7000万はいけていたでしょう。クオリアを信ずるおもしろい人々でなくとも「いくらなんでも、とうとう最後まで返事しないでチャンチャン。ってのは無えだろう。いくらモギケンだからってさ。あり得ないんじゃない?リスクありすぎだよ」といった、至極真っ当な人々からは、数万しか巻き上げておりません。

 この話題も最早旧聞になるでしょうし、ビギナー樣方には何の事やら解らないでしょうから、過去ログとともに改めて強調しておきますが

http://www.kikuchinaruyoshi.com/dernieres.php?n=070804023322

http://www.kikuchinaruyoshi.com/dernieres.php?n=070806172329



 これこの通り、ワタシはいきなり最初から博打を始めたのではありません。最初は斉藤先生に「先生、あんなにギュウギュウに追いつめたらモギケンが返事出来ませんよ。あれは野暮ったいです」と公開で進言申し上げたのです。そしたらモギケン信者のみなさんキレるキレる(笑)。「だって絶対あんな、返答出来るわけないよ。チェックメイトしちゃってんだから。斉藤先生やりすぎよ。秒殺でしょあれは。公開討論であれやっちゃダメでしょう」と何度言ってもとにかくキレるキレる(笑)なので、「しっつけえな〜。じゃあ賭ける?俺は<最後まで返事無しで逃げる>に持ちうる金を全部張るけど、アンタたち乗れるわけ?ねえ乗れるの?モギケンが一度でも返事さえすればあんたら勝てる訳よ」と言ったら、乗る乗る(笑)。という流れであります。

 しかし完勝の味は甘いですなあ。結構味を占めましたぞ。これだったら「麻生内閣は長期か短期か」という博打でも相当儲けられたろうし、「カニエがパリメゾンと直接接触するかどうか」という博打でも完勝出来ましたし、他にも一杯あります。ワタシは自説を述べた時に、無神経なバカ面と大声で「え?何それ」と言い、しかしいざワタシが言った通りになると、あたかも前からそう思っていたかの様な態を決め込む様な汝らに対する嘲りと憐れみ(「いやあ、ナルちゃんの言う通りに成ったねえ。おどれーたー」といった方々には友愛のハグを差し上げております)を生きる糧のほんの一部に充当しておりますが(笑)、今後、「これはみんな受け入れ難いだろうなあ」といった様な予想が生じ、それを発言し、案の定受け入れられなかった場合は、「じゃあ掛けない?(笑)」と言えば良いのだと直観しました。これもクオリアですなきっと。

 斉藤環先生には、昨年の慶應のワタシのクラスでとても素晴らしい講義をして頂いた上に、68万も儲けさせて頂いたので、銀座でフレンチでも奢らせて頂く事にします。これは見事にスカされてしまった斉藤先生への慰労なので使いでがありますが、そもそも使いたくも無い金ですので、残額は燃やすかシュレッダーにかけるか、茂木健一郎先生の口座に振り込もうと思っています。


 と、話題はいきなり変わりますが、以下はとても珍しい。当欄を使っての求人広告であります。



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    <マニュピュレーター募集>

 「フランク・ザッパのシンクラヴィア作品を総て自前のPCに打ち込んでいる」「ブーレーズやストラビンスキーのスコアをMIDIで再現して楽しんでいます」「民族音楽のMIDI再現と分析が生き甲斐です」といった、現代音楽、民族音楽系打ち込みキチガイの皆さんに朗報です。

 ワタクシのバンド、「ペペ・トルメント・アスカラール」は、12番目のメンバーを探しています。といっても演奏家ではありません。ワタシの作曲に際し、コンピューター上で、MIDIによるシュミュレーションをしてくれるマニュピュレーターです。「トラックメイキング」ではありませんので、くれぐれもご注意を。

 特に、ポリリズムの入力、フレーズの微妙な訛り等の、細かい数値の迅速な入力(と、ノーテーション技術)が得意な方を探しています。入力内容は、ワタシの手弾きを精緻に修正、もしくはワタシの楽譜をステップ入力です。オーディオファイルの波形編集能力や、プラグインを駆使出来る能力は、一切必要ありません。

 基本的にはアマチュア限定です。プロフェッショナルなマニュピュレーターに対する報酬は出ません。予算不足という意味ではなく、所謂「プロフェッショナルなマニュピュレーター」の技術範囲外の事ばかりやるからで、要するに適正額を算出できないからです。

 という訳で、報酬はスキルと、ワタシとの共同作業への親和性(ずっと隣に座り、密な作業をする事に成るので)によりかなり変動的に、話し合いで決定しますが、例えば、最高の人材と判断させて頂いた際には、歌舞伎町のマンションの、9階の方に住み込んで頂き、労働期間中の食住を総て提供させて頂く準備はあります。

 労働期間は、第一段階として6月&7月の2ヶ月間。以後、ペペのアルバムが制作される限り雇用はあるとお考え頂いて結構です。年齢、性別、国籍、使用ツールは問いません。職能以外は日本語が話せる事のみを条件とします。自薦他薦は問いません。知り合いにとんでもないマニアがいる。といった方は、その知り合いがワタシの音楽を知っていようが知らなかろうが全くかまいませんので、こちらを読む様に進言して下さい(この広告はあらゆる場所に転載自由とさせて頂きます)。

 我こそはと思われる方は当サイトの「ファンメールボックス」に「マニュピュレーター志願」というタイトルでメールを下さい。査定については着信後にお知らせ致します。

 締め切りは5月31日です。

 冒頭に書きました通り、便宜上「マニュピュレーター」としていますが、働きによっては12人目のメンバーとして登録させて頂きますし、才能如何によっては、編曲家、もしくはワタシとの共同作曲者として、(メンバー以上に)印税が発生する領域に踏み込んで頂きます。それではお待ちしております。


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 という訳です。ワタシの09後期から10年のテーマはソロアルバム、そして若い人材の発掘でして、今後も(かなり)様々な職種を募集させて頂きますのでよろしくお願い致します。ごきげんよう。

  

 

 





菊地成孔の関連サイト


<菊地成孔マネージャーの速報>
http://ameblo.jp/naganuma/
このタイトルだけだと、マネージャー個人の、毎日の日記だと勘違いされてしまう方が多いのですが(笑)、菊地成孔の仕事の情報が網羅されています(いっぱいあるのでどんどんめくって下さい)。チケットや内容に関するお問い合わせ先にもなっています。

<「服何故01」>
http://ksuque.blog.drecom.jp/archive/278
菊地成孔のモード批評書「服は何故、音楽を必要としているのか?」の映像サイト(ファンの方が作って下さいました)です。これは本当に凄い。読みながら観ると、情報量が5冊分に増え、5倍お得。

<「ダブ・オービッツ特設サイト」>
http://www.ewe.co.jp/duborbits/
菊地成孔ダブセクステットのセカンド・アルバム「ダブ・オービッツ」の特設サイトです。視聴や楽曲解説以外にも特典コンテンツ満載。




菊地成孔の連載(総て紙媒体)



<フラウ>
http://watashi-frau.com/

「菊地成孔の時事ネタ嫌い」という連載で、社会時評の真似事をしております。


<ファッションニュース>
http://www.fashionnews.jp/magazine/fashionnews/

「服は何故、音楽を必要としているのか?」という連載で、パリ、ミラノ、東京のファッションショーと、使用されている音楽との関係について批評しております(この連載をまとめた物が「服は何故、音楽を必要としているのか?」です)。